中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITYで紹介されていたこちらの本を読みました。
モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方
僕個人の感想として、本書は子どもを持つ親が一度は読んでおくべきだなと思いました。
子育てにおける良いほめ方・叱り方が具体的に書かれており、また実際の子育て場面を想定された例がいくつも書かれております。
非常に読みやすく3~4時間ほどでざっと読むことができました。
こちらを読む前は

自分の子育てが間違っているのを指摘されているよう
に感じそうで嫌だなぁ
と思って躊躇したのですが、実際に本に書かれていることをちょっと実践しただけでもかなり効果を感じています。
僕は2021年1月時点で3歳と1歳の息子がいるのですが、特に3歳の息子と向き合い方を見直すことができました。
それでは、こちらの本の紹介と、これからどうしていくのかについて説明していきます。
こちらの本ですが、現在(2021年1月時点)Amazon Unlimitedで無料で読むことができます。
※1ヶ月の無料期間終了後、月額980円で200万冊以上の書籍が読み放題。

僕は、全く気づかずに1485円払って買ってしまった。
皆さんは無料で読んでください。
僕のよく使う手「契約 → 無料期間終了前日 → 解約」
を使ってくださいw

本を読む目的
子育てについて学んだことがないから興味がある。
自分の子育ての方法に不安がある。
良いほめ方・叱り方が分からない。
本のまとめ

結論:子どもを子どもとして見ずに、話をしていく。
本書の前提は、3~12歳の子どもへのほめ方・叱り方についての説明です。
(14ヶ月~26ヶ月の子でも同じような接し方で同様の結果がでる傾向あり)
12歳以上については、思春期のため接し方が変わるようです。
まず思ったのが、今自分の息子が3歳なのですが、

えっ12歳の子と同じように接していいの?
ってことでした。
3歳だからとかって子どもとして見る必要はなく、ちゃんと話が通じる一人の個人として扱うことが非常に大切であると思いました。
そのなかで、ほめるときも、叱るときもプロセスを重視することが子どもと良い関係を築いていくポイントであると思いました。
↓オカのまとめ

無条件子育てをしよう
まず、本書では条件つき子育てと無条件子育てについて解説しています。
条件付き子育てのデメリットとして
1|短期的にしか教育効果がない
2|条件付きの自己肯定感しかもてなくなる
3|親子関係が悪くなる
4|世代を超えて引き継がれる
のことがあるのですが、特に1の短期的にしか教育効果がないは恐ろしいなと感じました。
将来子どもにこう育ってほしいなどぼんやり描いているものがどんな親にあると思います。
自立した子・人に優しい子・自己肯定感のある子。
それなのに、子育ての段階で子ども自分でできそうなこと(服を着る・自分でおもちゃの片付けをする)を
親の都合(時間がないなど)で親が手を差し伸べてしまうことって多くあると思うんですね。

めっちゃある。。。
もし、自立した子に育ってほしいと思っているなら、そのような接し方・時間を作り方をしていこうという考えになるかなと思うんです。
無条件子育ての条件として次のようなことがあるのですが、子育てのゴールを持つことは非常に大切だと思いました。
1|ほめ方と叱り方に気をつける
2|「子どもに対するイメージ(見方)」を見直す
3|子どもにとって良きリーダーでいる
4|子どもへの要求を考え直してみる
5|子育ての長期的なゴールをもつ
ほめ方の3つの種類
本書では、次の3つのほめ方があるといっております。
例)子どもがご飯を完食したとき
おざなりほめ・・・「すごい!」と言うだけ。
人中心ほめ・・・「お利口さんだね」とその子を褒める。
プロセスほめ・・・「こぼさないようにちゃんと座って、集中して食べたんだね」
このなかで「おざなりほめ」と「人中心ほめ」はNGであると。
NGの理由については、次のことがあげられてます。
1|「ほめられ依存症」になる
2|興味を失う
3|チャレンジ精神が低下する
4|モチベーションが低下する
特に興味を失うってことが怖いなと思いました。
確かに、なんでもかんでも褒められたら褒められるためだけの行動を考え、自分が本当にやりたいと思ったこと・興味を持ったことに対しても褒められなくなった途端興味がなくなってしまうなぁと。
引き換えに、プロセスほめでは結果だけをみるのではなくその行動の過程をみることで、子どもが良くない結果だったとしても

負けちゃったけど、最後まで走りきったね!
と声かけがすることができます。
下記がほめ方のポイントになります。
- 成果よりもプロセス
- もっと具体的にほめる
- もっと質問する
上手な叱り方 | 行動 → 感情 → 影響 → 提案
もちろん子どもが良くないと思ったことについては叱る必要がありますね。
本書ではいくつか叱り方のポイントについて解説されていますが特に
行動 → 感情 → 影響 → 提案
は大切だなと思いました。
例)子どもがおもちゃを投げて壊してしまったとき。
NG例
OK例
本書では、上記のようなことを説明した後に子どもがのびのび育つために、アクティブ・リスニングについて書かれております。
大切なのは、子どもに100%の注意を向けて、向き合い話をしていくという親の姿勢ですね。
ネクストアクション

どんな大人になってほしいかを考える
ぼんやり描いている将来こんな大人になってほしいなという想いを言語化する。
もちろんそれに固執した子育てをする必要はないが、その時間を設ける(妻との話し合い)ことでお互いの子育てへの考えであったり子育ての仕方が決まってくるのかなと。
将来健康でいてほしいと思っているのに、子どもが求めるからってお菓子やジュースばかり与えてしまうのは短期的なコントロールでしかないですもんね。
子供と向き合う時間を増やす
これから僕は本業エンジニアで、複業でECサイトの運営やブログ、メンターなどをやっていこうと考えています。
確実に時間を掛ける必要があるのは分かっていますが、自分の時間を作るために子どもとの時間を削るのは違うなと思いました。
まずは、やる仕事、やらない仕事を整理して無駄な時間をなくす。
とはいえ、家族を養っていくために働く必要はあるのでやれることはやらないとだね。
メモ
むやみやたらにコメントしない。
本来子どもが求めているのは評価ではなく、何かを達成したとき、新しいことを発見したとき、嬉しいことがあったときに、大好きな両親や先生とそれを共有することなのです。
がんばっていないと自覚しているときに「がんばったね」と言われたら、その人の誠意に疑問をもつこともあります。
※本当にすごいと思ったら「すごい!」もOK
子どもも自分がやりたいからやっているだけで、誰かのためにやっているわけではありません。着替えやごはんも、生活するうえで必要なスキルであって、本来は「えらい」ことでもないですよね。もし子どもががんばっていたとしたら、その努力に気づいてあげて、見ていたことを伝えてあげましょう。
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