最近、下記のような構成でサイト作成をする機会がありました。
コーポレートサイト
レンタルサーバー(シン・レンタルサーバー)でWordPressで運用する。
ドメインはシン・レンタルサーバーで取得している。
Next.jsで作成されたページ
ホスティングはNetlify。
コーポレートサイトで取得したドメインのサブドメインを使用する。
レンタルサーバーで契約したドメインのサブドメインをNetlifyに設定する方法について、自分の経験をシェアしたいと思います。
本記事の信頼性
30歳から異業種への転職をして、Shopify Experts企業で1年半ほどフルリモートで勤務していました。
現在は名古屋の自社開発企業のフロントエンドエンジニアしています。フリーランスとしても活動しています。
目次
作業の概要
最初に、Netlifyでサイトをホスティングし、そのサイトにカスタムサブドメインを設定するというタスクに挑みました。この過程では、以下の主要なステップを踏みました。
- Netlifyでサイトを設定: まず、Netlifyにログインし、「New site from Git」を選択してサイトを作成しました。
- カスタムドメインの追加: サイトの設定に移動し、「Domain management」で「Add custom domain」を選択し、サブドメインを入力しました。
- レンタルサーバーのDNS設定変更: レンタルサーバーの管理画面からDNS設定を開き、サブドメインのCNAMEレコードをNetlifyが指示する値に設定しました。
具体的には、次のような設定を行いました。
設定内容
- レンタルサーバー側
- ホスト名:
subdomain.domain.com
- 種別: CNAME
- 内容:
XXXXXXXX.netlify.app
- TTL: 3600
- ホスト名:
- Netlify側:
- DNSレコード:
subdomain.domain.com
- TTL: 3600
- Type: NETLIFY
- Value:
XXXXXXXX.netlify.app
- DNSレコード:
XXXXXXXX.netlify.app
にはNetlifyの初期ドメインになります。
注意点
このプロセスを通じて、特に以下の点に注意する必要があることがわかりました。
- DNS設定の変更は即時には反映されない: DNSの変更が全世界に伝播するのには時間がかかります。このため、設定後すぐに新しい設定が反映されない場合があります。変更が全てのユーザーに反映されるまで、数時間から最大48時間かかることがあります。
- キャッシュのクリアが必要な場合がある: ブラウザのキャッシュによって、古い情報が表示される場合があります。この問題を解決するには、シークレットモードでサイトにアクセスするか、ブラウザのキャッシュをクリアしてから再度アクセスすると良いでしょう。
まとめ
レンタルサーバーのサブドメインをNetlifyに接続するプロセスは、一見複雑に思えるかもしれませんが、手順に沿って慎重に作業を進めれば問題なく完了することができます。特にDNSの伝播には時間がかかるため、変更後は少し待つ必要があります。また、設定の変更が反映されているかを確認する際には、キャッシュの影響を受けないようにシークレットモードでの確認をお勧めします。